名も亡き君と摩天楼の頂にて ー冒頭ー








『あなたが初めての読解者です』









どうも。
こんにちは

僕です






え?僕って誰だよwってなりますよね…



…はは…

うーん…でも、この物語はそういう物語なんです。
僕は一応、〝真理の子〟と名付けられてます。
えぇ。…そうですね
実に中二病臭いと言うか…痛いと言うか。
けれど本人たちは至って真面目ですし。確かに僕がココに存在しているのは彼らのおかげです。
たまに俗にショタジジイとかほざく人もいますが…
まぁまぁ。
とりあえず、この物語の〝設定〟でも話しましょうか。
たまには僕みたいな冒頭を語ってしまう随分、都合の……立場の良いキャラクターがいたって良いじゃないですか。
世界観を語るには観客にならなければなりませんし…ね?

お話と言うのは起承転結、何がいつどうして…どうなったのか。
これらが基礎中の基礎ですよね。
そう、土台であり全体を表す。
それでいてラストすらも握っている。
もしかしたら、今この時も僕らのことをそうやって見ている…少なくとも字で世界を追っているあなたも物語を書く経験があるのでは?
……無いようでしたら失礼。
気にしないでくださいね。
まぁ、流石にいきなり結論を言ってしまったらあなたは恐らくこのページから出て行ってしまう確立がぐんと上がります…
それは僕も困らなくは無いのですが。
製作者の苦労が無駄になってしまう。その辺はちょっと後々、面倒臭いのでやめときます。
えっと…それで

この世界についてですね

時は40世紀頃の事。
ことの発端は
丁度3600年ぴったりの春、そこから初まったんじゃ無いかな…
うん、えぇ…と

…ごほん

3600年の春。事は急に起きた。
初めは何処でも買えるパソコン、携帯電話、そんな物にウイルスが入り込んだ。
内容は少し変わって面白い仕様である。まず、ウイルスに感染すると当然のことながら突然エラーが発生する…なんて物ではなく。ただ、広告がよく出て来たり突然ファイルが消されたり。それぐらいだ。
けれどウイルスを処置することは中々難しかった、物自体は簡単に対処できるのだが、気がつくとまたウイルスがある。そんな感じだ。
けれど上記の通りそこまで盛大な問題ではなく、基本は放置する人が多かった。
しかし面白いのはここからだ。
実はこのウイルスには人工知能らしき物が搭載されており、使用者が知らず知らずのうちにネットで買い物をしたくなったり、パソコンに頼るようになったり…と小さなマインドコントロール的な要素が話題となっていた。
当初はどこかの子供が作った嫌がらせだと言われていた。
けれど、半年が過ぎた頃。
ウイルスの感染範囲が世界中に広まって、ついには国家機関までに潜り込んだ。
初めは気にしていなかった人々だったが、
問題が起きた。

ついに殺人に手が出されたのだ。
当時の記事はもう残っていないだろうが僕の記憶にはまだ残っている。

確か3604年‥2月頃だったかな。
目の色が青い国……ええと…
な…ナーバス地区?だったかな、そうだナーバスだ。
まだ、国と言う区別が残っていた頃…
もう、随分昔のことだから忘れかけてしまいますね…。 
んー…と

ある日男が自分の弟を殺したらしいとの連絡が報道陣の耳に入った。
彼の犯行は精密で初めは自殺と断定していた警察だったが念入りな捜索の結果。彼の端末から購入サイトに記録されていた凶器らしきものなどが証拠となりすぐに逮捕された。事情聴取で彼は否認していたが、数日経つとポツリと呟いた。
『た、端末が…俺を…操って…』
そこにいた全員が耳を疑った。
この男は何を言っているのだ。と。
彼が証言するには、

弟が自分の仕事の邪魔をしている気がした。
パソコンのデータが消えていたり…
同僚と知らない約束がされていたり…
それが数週間続いたので不安になって調べてみたら案の定、弟だった。
信じられなかった。疑問ばかりが浮かんだ。
最初は本人に聞いてみようと思ったが…捜索しているうちに段々許せなくなって来た。
なぜ自分が?
そして…端末から
『彼は貴方の大切な人を殺そうとしている』
と言われ更に怖くなった。と

そして犯行方法は端末が指示した…










…どうですか?面白いと思いません?
あ、「そんなに興味がない」?
あはは…困りましたね…
因みにその事件の行方はもう覚えている人なんて一人も……いや…
……まぁ一人ぐらいならいるかもしれませんが…
僕…とか?

とにかく、その後。
次々と〝同じような〟事件が起きていた。
それこそ犯行方法は違うものの犯人は
口を揃えて
『端末が指示した』
と発言する。
それが2年…3年と続き、警察も本気で疑い始めた。
しかし、その事件に関わった者は次々に〝ウイルスに感染〟して行く…
つまり連鎖反応…ですね

時が経ち。
3690年頃。

戦争が起きた

連鎖による自意識を無くした人間達はいつしかお互いに殺人を始めた静かな戦争だ。

…そして国々は滅び。

人間は多くを失った。

3750年頃
関係された端末などは処分され、この感染事件は終止符を打った形で収まった。
しかし、国が滅んだと言うことは
次に起こるのは…わかりますよね?
無法地帯の土地。
少なからず存在する国。


そう、
国を狙った戦争が再び始まったのです。

…それから260年。

4010年です

今だに土地取り戦争は続き。
土台として別れたのだ4国。
東国…西国…南国…北国
おまけの小さな国々が5ヶ国。

そしてその土地取り合戦は現在になってもなお続いている…


…と、


ふぅ…
まぁ、ざっとこんな感じですかね。

正直言うと僕自身はあまり興味は無いのですが…。


それよりも、そろそろ第一弾…このタイトル通りなら、「冒頭」はこれにて一度区切りをつけさせて頂きますかね…

では、しばらくの時をお待ちくださいね。






でないと疲れてしまうから